私があきらめた中国ITビジネス｜諦めた理由と事情｜vol.778

コロナ前
まだまだ海外ビジネスに
可能性を求めていた頃

よく中国に出かけていました

私の住んでいる大分市は
中国の武漢市と
友好都市関係にあり

ビジネス促進を行政が
後押しをしてくれていました

しかしそれも未曾有の
不況により終わってしまいました

日本が弱くなり
見限られたのかもしれません

今日は曇り空を見上げながら

本当に天気が悪い
思い出しかない中国の地を
思い出し

私の経験した
中国ビジネスの話をしたいと思います

寒い曇り空を眺め…

今日はどんより曇りの1日です

曇りの日はどうも
好きになれません

特に冬の曇りの日は
中国によく出張に
行っていた頃を思い出すからです

出張があんまり
好きではない私にとって

中国と言う大きな
フィールドでのビジネスは
あまり良い思い出がありません

特に上海と武漢市での
損もしませんでしたが
ビジネスは儲かりませんでした

勉強にはなりましたが
私のビジネスには
超えなければならない
ハードルが多すぎました

中国と日本の情報通信業界の違い

コロナ前の2020年まで
私は年に数回中国へ

ビジネスチャンスを探りに
渡航を繰り返していました

中にはプロモーションの
仕事もありました

しかしIT通信に関しての
条件が日本とあまりにも違い

正直日本の概念が全く通用しません

中国と日本の
情報通信業界および

インターネット環境には
いくつかの顕著な違いがあります

政府の規制と監視

もうご存知の通り
中国では政府による
厳格なインターネット規制があり

多くの外国のウェブサイトや
Google、Facebook、Twitterなどが
利用できない状況があります

これは
グレートファイアウォール
として知られています

また国内の
インターネット企業は
政府の監視下にあり

ユーザーのデータと
行動を監視するシステムが存在します

一方日本では
インターネットの利用が
より自由で

政府による厳格な規制や
監視は比較的少ないです

外国のウェブサイトや
サービスのアクセスにも

特に制限はありません

中国からのネット事情

つまり日本から持ち込んだ
私の普段使用している
スマートフォンは
ほとんど役に立たず

日常使っていたアプリなどが
中国国内からはほとんど
通信できません

もちろん
すり抜ける方法はあります

VPNとういう
専用回線を契約することで
中国から外へ直接つなぎ
Googleなどを見ることができます

しかしそのためには
何かと経費がかかります

日本国内にいる感覚で
通信をしていると

いつの間にか
通信請求額が大きくなったり
もします

同じく現地で取引先との
電話やSMSも

私のスマートフォンを
使い電話をすると
高額な料金となっちゃいます！

SMSなんて1通100円も
かかるんですよ

当時はしょうがないので
現地用のスマートフォンを
持っていました

大きな大きなIT市場

中国人13億人が
ほとんど持っている
スマートフォン

もちろん
日本のスマートフォンと同じく

アプリを起動させ
様々なサービスが
利用できるようになっています

何より通信費が安いのが
日本との大きな違いです

そして日本のSNSに代わる
中国版SNSが同じく普及しており

使っているアプリこそ
違うものの

IT事情は中国も同じく
大きなマーケットとなっています

それらを見れば
私も何かビジネスチャンスが
あるのではないかと

可能性を
いろいろ探りましたが

結論としては

中国本土にリアル拠点を
持たなければ

遠隔ではビジネスの
可能性は低いというのが
わかりました

日本から
ITサービス業で

中国をコントロールすることは
基本できないと考えたほうがいいです

諦めた中国ビジネス

福岡空港より
わずか数十分で行ける中国本土

しかしそのIT事情は
同じ距離の韓国や台湾とは
全く違うものです

人口が多いので
一見魅力を感じますが

私は正直
中国ビジネスを諦めました

法的にも人的にも
もっともっと信用できる
環境ができれば別ですが

現在の日本の中小企業で
中国を攻略できるとは

とても思えません

これらは政治の面からも
影響をかなり受けます

中国でビジネスをするには
中国へ行き
中国人になる気で

商売をやらなければ
成功ありえないでしょうね

日本人も海外に
華僑のような

助け合う関係性が
あればもっと違った
結果になったでしょう

それでは今日はこの辺にします