AI人工知能の進化と競争がもたらすリスクとは？｜vol.508

AI（人工知能）研究の第一人者である
ジェフリー・ヒントン氏が
グーグルを退職し

AI人工知能とその開発競争に対する
懸念を表明しました

ヒントン氏は
インターネットが偽の情報で溢れかえり
悪意ある人物がAIを悪用する
可能性が高まることを指摘しています

また
AIが人間の仕事を奪うことや
膨大なデータから予期しない
振る舞いを学んでしまうことに
懸念を示しています

ヒントン氏は
AI人工知能技術の発展が急速に進み

世界規模の競争に
エスカレートしていることから
何らかの規制が必要だと主張しています

今回はこの記事を中心に
思ったことを解説いたします

▼久保田のプロフィール
https://blog.rocks-c.com/2023/01/04/satoshiani/

久保田のブログ

急速に普及するAI人工知能とその開発競争に警鐘

ヒントン氏とは？
私も知りませんでしたが
AI人工知能の神様みたいな人だそうです

グーグルで研究部門の副社長と
エンジニアリングフェローを
務めていた方です

今まで言いたくても言えなかったことを
グーグルを辞めて
言えるようになったわけですね

ヒントン氏は
近年のAI競争の中で

インターネットが偽の写真
動画、テキストで埋め尽くされ

一般の人々が
「もう何が真実か分からなくなる」

とコメントしています

確かに私たちの今は
ネットやマスコミの報道にて
知識が形成されています

現にこのブログも
ネットがなければ
手に入れることのできないネタです

止められない競争

同氏がコメントしていることの中で
印象深いのは

「ある部分でAIはまだ人間にかなわないが
別の部分では人間の知能を上回っている
とも考えるようになった」

これらのシステムで起こっていることは
人間の脳で起こっていることより
ずっと優れているかもしれない」

とAI人工知能を評価している点です

わずか数ヶ月前まで
オープンAIがチャットGPTを公開するまで
実はグーグルもAIを一般に
公開するのに慎重だったそうです

しかしマイクロソフトがBingにAIを搭載し
競争が一層激化します

もう競争は止められないのです

ヒントン氏は
AIが人間よりも賢くなるには
あと30～50年以上かかると
考えていたといいますが

「だがはっきり言う。今はそう思わない」
と語りました

「グーグルやマイクロソフトなどが
繰り広げるAI競争は
世界規模の競争にエスカレートしていく
何らかの規制がなければ、それは止まらない」
と指摘しています

現実化する映画：ターミネーターの世界

映画ターミネーターでは
AI開発競争のなかで

人間が生み出したAIが
人間で制御が効かなくなり
AI＝ターミネーターが
世界を支配するあらすじです

映画『ターミネーター』のような
未来が現実になるかどうかは

AI技術の発展や利用方法
それを取り巻く法規制や
倫理の進展によって変わるでしょう

映画では
自律型兵器（キラーロボット）が
反乱を起こし
人類を破滅に追い込む描写がありますが

現実の世界もどうなるかわかりません

ジェフリー・ヒントン氏も
AI技術の競争が激化する中で
リスクや影響が大きくなっていることを
指摘しており

規制や倫理的な取り組みが
重要だと認識しています

しかし競争の先には
歴史上、平和を盾にした
戦争ビジネスが必ず存在してきました

私たちはすでに
取り返しのつかない時代に
突入しているのかもしれません

 

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